脳卒中とは「脳に卒然として中(あた)る」と言う意味ですので、脳に突然起こる出来事を指します。厚生労働省の人口動態統計では「脳血管疾患」に分類されています。また、「脳血管障害」とも呼ばれます。
どんな病気
脳卒中は脳の血管が詰まる虚血性脳卒中(脳梗塞)と脳の血管が破れる出血性脳卒中(くも膜下出血・脳内出血)があります。脳卒中は現在死因の第4位ですが、かつては死因の第1位で国民病と言われた時期もありました。脳卒中が減ったわけではありません。むしろ脳卒中は増えています。死因の第4位になったのは、近年の脳卒中の治療の急速な進歩によるものです。
過去50年間で脳卒中の内訳も大きく変わりました。脳内出血が減り、脳梗塞が増えています。これは食事の欧米化と減塩によるものと思われます。また、脳卒中は「寝たきり原因」の第1位に挙げられます。
どんな予防法
脳卒中の予防には生活習慣病(高血圧症・糖尿病・脂質異常症)のコントロールが重要です。特に最近増加している心房細動(5年前の4倍で80~100万人)による心原性脳塞栓症の予防が話題になっています。また、脳卒中を予防するために脳ドックも積極的に受けていただきたいと思います。
(文責:髙橋 伸明)
脳卒中とは「脳に卒然として中(あた)る」と言う意味ですので、脳に突然起こる出来事を指します。厚生労働省の人口動態統計では「脳血管疾患」に分類されています。また、「脳血管障害」とも呼ばれます。
どんな病気
脳卒中は脳の血管が詰まる虚血性脳卒中(脳梗塞)と脳の血管が破れる出血性脳卒中(くも膜下出血・脳内出血)があります。脳卒中は現在死因の第4位ですが、かつては死因の第1位で国民病と言われた時期もありました。脳卒中が減ったわけではありません。むしろ脳卒中は増えています。死因の第4位になったのは、近年の脳卒中の治療の急速な進歩によるものです。
過去50年間で脳卒中の内訳も大きく変わりました。脳内出血が減り、脳梗塞が増えています。これは食事の欧米化と減塩によるものと思われます。また、脳卒中は「寝たきり原因」の第1位に挙げられます。
どんな予防法
脳卒中の予防には生活習慣病(高血圧症・糖尿病・脂質異常症)のコントロールが重要です。特に最近増加している心房細動(5年前の4倍で80~100万人)による心原性脳塞栓症の予防が話題になっています。また、脳卒中を予防するために脳ドックも積極的に受けていただきたいと思います。
(文責:髙橋 伸明)