血管分岐部の瘤に適した最先端の医療機器
Woven EndoBridgeデバイス(ウーブン・エンドブリッジデバイス、略称:WEB/ウェブ)は、脳動脈瘤の血管内治療で使用される、細かい網目の袋状になった治療機器です。ニッケルチタン製の形状記憶合金でつくられ、柔軟性と拡張力にすぐれています。
太ももの付け根から動脈内にマイクロカテーテル(チューブ)を挿入し、大動脈を経由して脳内に到達させて手術をおこないます。脳動脈瘤の中へWEBを押し出すとただちに膨らんで血液が流れ込むのを遮断、破裂するのを予防します。治療・根治が難しいとされ、手術には高度な技術が要求される、ワイドネック分岐部脳動脈瘤の治療に対応します。
従来の治療法では、多数の塞栓コイル(細長いひも状の金属)を入れて瘤を閉塞し、位置を固定するために血管内へ複数の留置機器が必要なこともありました。
WEBは1つのデバイスで治療を完結することができ、手術時間も短縮することができます。この治療は、ステント併用コイル塞栓術のように抗血小板剤を飲み続ける必要がないことも利点です。
すでに全世界で1万件以上の使用実績があり、ようやく日本にも導入されるようになりました。当院でもこの治療を導入して良好な結果を出しています。
ステント併用コイル塞栓術ではおこなうことができなかった、急性期くも膜下出血治療にも使うことができますし、ステント併用の治療同様に未破裂の動脈瘤に対する使用も可能です。
WEB治療では国内第一人者である大石英則先生に当院の顧問として難易度の高い手術にご協力いただいています。大石先生は月1度の割合で日曜にお越しいただいています。
関東在住で福岡脳神経外科病院での脳動脈瘤治療をご希望される患者様は、治療前後に大石脳神経外科クリニックで診療していただけます。
私は20年以上にわたり、大学病院で脳疾患の研究を行いながら、多くの患者さんを診察してきました。その経験を元に、患者さん一人ひとりにとって最も適切な治療方法を詳しく説明いたします。脳血管内治療が必要な場合、7000件を超える国内トップの手術経験で、福岡脳神経外科病院の脳動脈瘤治療を支援しています。
脳血管内手術件数 7,000件以上
WEB治療実績 100件以上
大石脳神経外科クリニック院長
前順天堂大学脳血管内治療教授
東京慈恵会医科大学脳神経外科 客員教授
大石脳神経外科クリニック
東京都世田谷区等々力5-5-5 T'S BRIGHTIA 尾山台1F
https://www.oishi-nsc.com
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